お知らせ

【お知らせ】新規メンバー募集

2023年5月20日 20:58 

 いつもS-TRIBEが関わった作品を見て・聴いてくれてありがとうございます。S-TRIBE代表の津久井箇人(そそそP)です。「エンタメ創作集団S-TRIBE」は、この度久々に新規メンバーの一般募集を行うことにしました。

募集要項
◎人員:正式メンバー
◎期間・人数:最大2~3人集まればそこで一旦終了
◎年齢・性別:問わず(18歳未満の場合は、状況に応じて保護者の了承を得ることがあります)
◎国籍:問わず(ただし日本語でのやりとりがそれなりにできること)
◎存在:問わず(リアル、バーチャル、その他なんでもOK)
◎活動地域:オンラインだけなら問わず、リアルやりとり希望者は東京近郊

◎募集分野:創作やエンタメを発信する活動ならなんでもOK(非音楽歓迎、裏方歓迎、未経験でもやる気でカバー)

 
【大事にしたいこと】
・メンバー同士がリスペクトしあえる
・プライベートはできるだけ優先
・仕事ではなく、あくまで趣味
・最終目的はお金ではなく、自己満足とその先にある他己満足
・しかし全国優勝を目指す部活のようなイメージで
・自分で考え、率先して行動できる
・ホウレンソウ(報告連絡相談)がしっかりできる
・責任のある言動
・向上心がある

 
⇒応募方法・選考方法
1. S-TRIBE公式Twitterの以下のツイートにリプライを飛ばしてください
2. 津久井が応募者全員のTwitterや、紐づいた創作活動を見に行きます
3. S-TRIBEにいたら面白くなりそうな人にお声掛けします(全員に連絡できないことをご了承ください)
4. 連絡を重ねてお互いに納得できたら晴れてメンバー入り決定!

 
【注意事項】
・メンバー内で金銭による作業依頼は基本禁止(お互いに乗っかりあって得が残るエンタメを創出しましょう!)
・金銭が発生する活動(即売会や通信販売、配信など)を行う場合、当該作品の関係者で必ず分配率を決めます(場合によっては簡易的な誓約書を用意します)
・S-TRIBEの活動費(サーバー代、サービス利用料、配信登録料など)は、津久井が関わった作品で発生した金銭から支払っているため、ペイできるまではご協力をお願いします(本気のお願い)
・メンバー内での身バレは予めあきらめ気味の方向でお願いします(信用問題としてはもちろん、年齢や金銭の話になるとなかなか避けづらい部分があります)
・事務所や会社等の組織に所属している場合は予め理解・許諾を得てください(理解・許諾があればこちらに問題はありません)

 
 皆さま、どうぞお気軽にご応募ください!お待ちしております!
 
 


 
 
 ……さてさて、この先は津久井による長い余談なので、ヒマな人だけ読んで頂ければ幸いです。

 このタイミングでメンバー募集に至ったことには、いくつかの理由があります。その最もたる部分は「創作活動にお金がかかる苦労の話」をTwitterで見かけたことによります。

 音楽、映像、文章、ゲーム……数年前までは高い技術を持った会社や一部のプロフェッショナルしかできなかった娯楽の創作ですが、時代の変化によって、今では個人でも当たり前に、プロ顔負けにさまざまな娯楽を創出し、発信できるようになりました。人によっては、プロとアマチュアの垣根を感じない、もっと踏み込んでいる人は、プロよりアマチュアの方が素晴らしい娯楽を届けてくれている……そんなふうに感じているのではないでしょうか。

 それ自体は喜ばしいことだと思います。しかし、それによって生まれている弊害こそがどうやら「創作活動にお金がかかる」というお話です。

 プロとアマチュアの垣根がほとんどなくなっているこの時代、総合的な娯楽作品……例えば動画を作ろうと思ったら、自分の主な担当分野以外は他者に依頼しなければなりません。仮に自分が動画出演者として面白いことをしても、動画編集やBGMの用意などが不得意であれば、その部分を得意な誰かに頼むことになります。そこに「金銭」が発生してしまうのが「今」この時代です。

 アマチュアでもプロレベルの技術を持ち合わせていたら、その対価を受け取るのは当然だと思います。「初音ミク」の登場以来、むしろ私の活動では、そうなることを支持してきました。主にイラストレーターの界隈で、高い技術を安値で買い叩かれてしまういわゆる「青田刈り」の問題にも直面しました。これは、プロも安値でなければ仕事がなくなってしまうという悪循環を生み出します。得をするのは、技術を安く買った主だけで、しかも将来の分野発展を見据えれば、その得も一瞬しか味わえないものです。そういうことが広まらないように、強く意識して活動してきました。

 楽しいことを追い求めてただ好き勝手にやっていた初音ミク登場の黎明期とは異なり、今は自分の価値を高め、守るために、その時代の教訓によるリバウンドが起きてしまっているのかと感じています。しかし、自分はそのリバウンドは回避できるものだと思っています。その回避方法は「コミュニケーション」によって築く「信頼関係」こそあるのではないでしょうか。

 SNSが当たり前になり、コミュニケーションの束は太くなりやすくても、ひとつひとつの濃さは深くなりづらくなってしまいました。ましてSNSの使い方は人によりけりです。一期一会のような場合もあるでしょう。そのようなときは信頼関係を築く時間さえないのかもしれません。

 私は、お互いに得がある、対価を受け取り合い、与え合っていると心から感じた共同創作に関しては、これまでも無償で引き受けてきました。例えば、金銭が発生しない限り、自主制作アニメ「竜神鏡戦記」の音楽・音響については無償で参加しています。個人の感覚としては「参加させてもらっている」という気持ちが強く、貴重な経験を得て、自分の技術が向上し、キャリアアップにもつながります。その瞬間瞬間で苦労はあったとしても、残るものは得なことしかありません。ここで得た経験がリアルの仕事に活きることも多々あります。

 作品は、私の音楽でさらに高みを目指すことができ、私自身は自分を高めることができます。作品がより高い場所に行ってくれれば、その分、私の価値も高まります。逆に私の価値が高まれば、作品の価値を高めることができます。相互に得を生み出し合っているのです。

 「竜神鏡戦記」は一例に過ぎませんが、S-TRIBEの内製のもので金銭の授受は基本的にありませんし、外部とのコラボレーションも基本は無償です。唯一、企業から仕事を受けるときはしっかりと相談をし、対価を受け取ります。あえて、お金が発生する方法を取っているときは、その方が相互に得があるときです。

 欲しいものは、自己満足のその先にある他己満足。そんな考えを持っている方は、ぜひぜひ一緒に面白いものを創出して発信して、何か世の中に爪痕を残しましょう!!ご応募を心よりお待ちしております!!